昼に久しぶりに投稿したあとBBSを眺めたら、歴ヲタ向けのツリーがw なので歴ヲタからのマジレスです(^^)
マスケット銃に限らず先籠銃は火薬と弾を入れ突き固めるまでに、どんなベテランの銃手でも30秒〜数分かかるそうです(時代劇、及び新宿区の某神社で毎年火縄銃披露行事があるがその監修者の証言)。なので実戦では物影に隠れて各々狙撃するか、開けた空間ではそばに弓や槍を使う雑兵を置いて弾込中の銃手を守らせたそうです。なので、ゲーム中で1戦闘ターンあけないと撃てないのはこの実状に即しています。
マスケット銃の利点は、今のライフル銃より撃った時の反動が少ないので、銃手に余裕があれば狙った部位に弾を当てやすいところです。ファイヤーアームズスキル100なら、命中率はゴルゴ13並みと思われます。
弓は、いまの競技アーチェリーや弓道の動きから速射性がないと思われがちですが、洋弓も和弓も実戦の弓兵は10秒ほどで矢筒から矢を取り出し弓につがえて射止めることができました。というか、銃が出現するまで兵は弓を使えてナンボの世界だったのです。なので、弓は毎戦闘ターン撃てる設定で合っています。余談ですが、14世紀〜15世紀に起きた英仏百年戦争でクロスボウ部隊の英軍とロングボウ部隊の仏軍が戦って弓の威力が低い仏軍が勝てたのは、ロングボウの速射性だと言われています。
ただ、弓もマスケット銃も遠距離の敵に向かって数十人以上の集団で扱うから威力があるのであって(実例を見たいなら韓流時代劇の王宮警備の弓兵)、近距離戦や単体では大した威力はないそうです。なので最高6人パーティーのRPGゲームの中では、せいぜい弓や銃のスキルを上げるキャラクターは1・2名くらいでしょうから、スキルを100近くに上げないと弓も銃も威力を感じられないハズです。
個人的には西洋人らしい設定と思いますが、ここまで忠実に再現しなくても(笑)