得物屋さんのアイテムリストには、最初のページに効果に関する解説が載っています。じっくり読んでもらえれば推測できるかと思うのですが、解説させていただきます。
私も内部処理を知っているわけではないのですが、プレイ中の感覚からおそらくこのように処理しているだろうという程度で。
「魔**%」とある場合、メイジ呪文に対する無効化率を示します。
敵の使用する呪文に対し、抵抗能力を備えたアイテムを装備していた場合、まずアイテムの持つ抵抗率のみで判定を行い、成功した場合は呪文を無効化します。
装備品での無効化に失敗した場合、改めてキャラクタ本体の抵抗能力により判定を行います。
「魔・僧・錬・超」はそれぞれメイジ・プリースト・アルケミスト・サイオニックの呪文系統を指します。
呪文によるダメージに関しては、この無効化率の値は参照しません。無効化できなかったら、次は「ダメージ減少」の属性を参照することになります。
次に、効果が累積加算されるかどうかについてですが、これはおそらく累積加算されていないでしょう。
もし加算されているのであれば、シナリオ後半でそれなりの装備をした前衛職には、呪文がほとんど効かなくなってしまいます。
実際はちゃんと呪文が通ることが多く、抵抗判定は累積しない・同系統の抵抗値が最も高い値の装備品で抵抗判定を行う・などの処理を行っているものと思われます。
よって、妖精の服の「各系統5%抵抗」は、プレイ中の感覚としてはただの気休め、せいぜい「呪文が止まったらラッキー」くらいのものです。
それから、装備せずに所持しているアイテムの特殊効果が発揮されるかどうかは、ウィザードリィでもバージョンやシナリオによって異なります。
外伝4あたりではたしか装備しなければ効果が無かったのではないでしょうか。
これは穿った見方になってしまうのですが、もし「抵抗効果の弱い防具でも複数所持すれば効果が加算される」というルールであったとすれば、我々は一体なんのために「聖なる鎧」や「ムラマサブレード」を探しているのでしょうか。
ゲームとしての面白さを追求するなら、デザイナーがそれを許すとは考えにくいのです。
外伝4はメイジ呪文のコルツ、アルケミスト呪文のフォフィックという呪文がありますね。
呪文抵抗としてはもっとも信頼できるのが呪文です。特にブレスに関してはコルツでなければ無効化できません。活用しましょう。