Page 632 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼「砂の王」外伝2小説の続き!? じじい 02/1/5(土) 23:14 ┣Re:「砂の王」外伝2小説の続き!? さすけ 02/1/6(日) 22:48 ┃ ┣Re:「砂の王」外伝2小説の続き!? クライテン 02/1/28(月) 19:16 ┃ ┗Re:「砂の王」外伝2小説の続き!? クライテン 02/1/31(木) 16:46 ┣Re:ちびの鼠ファンの慟哭(ネタバレ?) ケイン・ノーザンライト 02/1/29(火) 22:18 ┃ ┗シメオン様萌えー HS 02/5/30(木) 10:08 ┃ ┗真打ち(○○ー氏)の登板希望 クライテン 02/5/30(木) 12:35 ┃ ┣Re:砂の王の続編も読みたい(ネタばれ) JIN 02/5/30(木) 13:46 ┃ ┗Re:真打ち(○○ー氏)の登板希望 HS 02/5/30(木) 15:08 ┣Re:「砂の王」外伝2小説の続き!? HS 02/5/22(水) 20:24 ┗Re:「砂の王」外伝2小説の続き!? HS 02/5/30(木) 10:00 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 「砂の王」外伝2小説の続き!? ■名前 : じじい ■日付 : 02/1/5(土) 23:14 -------------------------------------------------------------------------
あけましておめでとうさまです。 ところで某所でも話題は出ていましたので知ってられる方もいると思われますが、 むかーし、雑誌「ログアウト」で連載されていたWiz外伝2の小説「砂の王」 の著者、古川日出男氏の新作「アラビアの夜の種族」が先月出たのですが、 「砂の王」ファンだった人は一度読んでみてください。(ハードカバーなので高いのですが) ついに念願かなった、と言えるかも。 ベントスタッフ公式hpでもベニ松氏がベタ推薦してます。 |
ドモ。さすけです。 僕も砂の王の小説持ってるんですがかなり面白いですよね! んでその著者の新作が出てるとか。買うしかないですな。 ところで「アラビアの夜の種族」ってWIZ関係ですか?(汗 題名だけではよくわからないので・・・(汗 すんません。だれかお教えください〜 でわでわ |
>ドモ。さすけです。 >僕も砂の王の小説持ってるんですがかなり面白いですよね! >んでその著者の新作が出てるとか。買うしかないですな。 >ところで「アラビアの夜の種族」ってWIZ関係ですか?(汗 >題名だけではよくわからないので・・・(汗 >すんません。だれかお教えください〜 >でわでわ 初書き込みです。どうぞよろしく。 今日読み終わりました。まだ興奮が鎮まりません。 続きというより、バージョンアップした「完全版」と言えるかも。 昨年末に、角川書店から発売。 以下、簡単なあらすじです。 西暦1798年、エジプト首都・カイロ。 ナポレオン率いるエジプト遠征隊が迫る中、 読む者に破滅をもたらす『災厄の書』作成のため、召喚された ‘アラビアの夜の種族’こと伝説の語り部ズームルッド。 彼女が夜毎に語る“砂の年代記”、 その別の名は『もっとも忌まわしい妖術師アーダムと蛇のジンニーアの契約の物語』、 あるいは『美しい二人の拾い子ファラーとサフィアーンの物語』、 または『呪われたゾハルの地下宝物殿』、 単に『ゾハルの物語』とも…… どこにも‘ウィザードリィ’‘砂の王’の文字はありませんが、 物語のタイトルだけで内容は一目瞭然でしょう。 雑誌掲載のみで、しかも未完だったハルギスの物語「転章 天を祟る」を 冒頭に置き、徹底的に改稿・再構成されています。 本体価格2,700円と少々値は張りますが、 上下二段組で650ページ、‘渾身の1980枚!’(帯より)の 実に8割近くが、‘砂の年代記’で占められています。 「ログアウト」で連載が始まってから8年余り、 連載時、リアルタイムで読み耽っていた身には 至福の読書時間でした。 また、奥付の著作一覧にこれまでは無かった『砂の王』が加えられ、 にもかかわらず、5作目にカウントされるはずの本書について 前書き、後書きで「これは僕の4作目の小説である」 と言及しているのが印象的でした。 作者の中でも『砂の王』に決着がついた、ということだと思います。 |
「砂の王」が著作に追加されていた件ですが、 今日更新された大森望氏の ‘狂乱西葛西日記422’1/17付(笑)の記述↓ http://www.ltokyo.com/ohmori/020117.html によると「単なる手違い」だそうです。何だかなあ。 |
大傑作であることは間違い無いのですが、1つだけ不満点を挙げさせてください。 なんで「ちびの鼠」の見せ場が無いんじゃ〜! そりゃあまあ砂の王の結びで、「あ、こいつら捨て駒にされるな」って予想はしてましたさ。でも鼠だけは、奴だけは決してただでは死なないと、最高の見せ場が用意されている、と楽しみにしてたのに…。 アラビア〜ではこいつらあっさりと殺されます。初めて読んだ時には、いつ死んだのかわからないまま読了してしまった(笑)。ある意味(作者自ら「名前を憶える必要は無い」と言わしめた)槍奉行の…なんだっけ?達よりヒドイ扱いです…。 そういえばシメオンも出てこないな…。 |
> そういえばシメオンも出てこないな…。 絶対絶対シメオン様がロードになってベイキングブレードを振り回して 悪者をばさばさなぎ倒して最後には敵のナンバー2あたりと刺し違えて 「あ、あとは頼む...ガクッ」と華麗な最期を遂げることを期待していた のにシメオン様が出てこないのは本作の評価をいちじるしく下げます。 『砂の王』の純粋かつ正統な続編を高度に希望。 |
>『砂の王』の純粋かつ正統な続編を高度に希望。 毀誉褒貶ありますが、ともかくも古川氏自身は 「砂の年代記」として完成させてしまったので、 やはりこれは真打ち、原作者たる“かの人”に 書いていただくしかないのでは。 http://www.bent.co.jp/main/news/20011231.htm ↑ で > 俺も無性に物語を書きたくなったよ。 と結んでおられますし。 ただしスタイルが両極端なのが難。 『砂の王』は徹底的にモンスター名等の固有名詞を 排除してますし……(それが魅力なのですが)。 |
>『砂の王』の純粋かつ正統な続編を高度に希望。 アシュエルは脳天気なサフィアーンよりはるかに悲惨な状況に落ちてましたから サフィアーンみたいにすんなり大団円で終わるとは思えないです。 やっぱりアシュエルの行く末が知りたいですね。 女帝を倒しても、ちびの鼠あたりに足元をすくわれて悲劇で終わりそうな気がしますが。 |
>『砂の王』は徹底的にモンスター名等の固有名詞を >排除してますし……(それが魅力なのですが)。 あ、そういえば、モーロックの首の話も省かれてましたね。 『アラビア』であんなに簡単に守護者解任になるよりは、 ぜひ召還魔法のスプラッター、モーロック様との死闘、 アークデーモン様の御降臨のあたりは書き込んでほしかった。 でも逆にいうと、そのあたりは『砂の王』でこれ以上手を 入れられないくらいに完成されてしまっているから、 『アラビア』に持ち込むのは困難だったのかもしれません。 『砂の王』と『アラビア』は別の話として、別の読み方を するほうが楽しめるかもしれません。 |
おそまきながら、 別件で外伝2関係の投稿をしたのですが、「そういえば『砂の王』の続きなんて 今さらないだろうなー」と思って検索してみたところ... バンザーイ!! さっそく本屋に注文しました。同じ著者の他の本もまとめて:-) 今から楽しみです。 |
『アラビアの夜の種族』を読みました。非常に楽しんで読んだのですが、 また傑作であることに疑いはないのですが、一点だけ苦言を呈します。 安直にメタフィクション (本の中の本とか、翻訳云々) に走ったのは失敗 だったと思います。翻訳のいいわけや、ナポレオン戦争の額縁を取払い、 「砂の年代記」の本文部分だけで独立させるべきでした。そうすれば、こ の物語が本来持つべきだった力強さが表現されたはずだったと思います。 同じ著者の『13』『沈黙』『アビシニアン』の高度な達成があるだけに、 非常に残念です。 じつは『砂の王』を直前に読み返していたせいでバイアスがかかってしま うのかもしれません。ともあれ、未読の人は絶対読め! のおすすめです。 |