Page 1385 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ウィザードリィでのエルフについて 新入り訓練所生 05/4/4(月) 15:21 ┣Re:ウィザードリィでのエルフについて Coreander 05/4/6(水) 1:40 ┃ ┗Re:ウィザードリィでのエルフについて 新入り訓練所生 05/4/6(水) 9:59 ┣やや長文 bison 05/4/16(土) 6:38 ┗エルフ・・・。 タレモルゲ 05/4/18(月) 17:30 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ウィザードリィでのエルフについて ■名前 : 新入り訓練所生 ■日付 : 05/4/4(月) 15:21 -------------------------------------------------------------------------
みなさん初めまして。 ウィズ暦はWIZ5・外伝1、2です。 題名通りですが、エルフについて質問です。 D&Dみたいに不老不死の設定は採用されないのですかね? あとエルフ以外の種族にもなにか設定があれば面白いのですが。 みなさんはどう思いますか? |
初めまして。テーブルトーク版のWIZの話になりますが、伏見健二氏の『ADWIZ』の設定によると、BCFの世界の森に住むDROW ELFの寿命は半無限だということになっているみたいです。あとは、ADWIZの世界の「オーディンの神殿」の中で生まれたエルフ族のVALKYRIEはトゥルー・ヴァルキリーと言って、永遠に老化しない種族、という設定があります。ただ、普通のエルフはキッチリ老化するみたいですね。 |
会社からこっそり返信してます。 すべてのエルフが不老不死ではないんですね。 回答ありがとうございます。 基本的に種族はパラメーターの違いしかないですね。 WIZ6(ガラリと変わったのでやってません)は種族ごとに抵抗値があるそうですね。 色々な特徴があればもっと面白いと思ったので。 |
Wizardryというゲームはまずゲームデザインありきで、 世界設定はゲーム上の辻褄を合わせる為に後乗せされた設定がほとんどです。 実も蓋もない言い方をすれば、 年齢による老化(=LvUP時の能力値低下)の仕方はどの種族でも同じです。 プログラム上で年齢による種族差は存在しません。 データ上の種族差は能力値と装備制限くらいですね。 最近の作品なら成長曲線や老化の種族差を組み込むことも可能でしょうが、 最近はWizを触ってないので詳しいことは存じません。 逆に考えると、不死という要素がゲームを面白くするでしょうか。 ゲームならば不死であるかわりに何がしかのデメリットが必要なはずですが、 どうも想像がつきません。 さて、実も蓋もない話はここまで。 Wizというゲームは、プレイヤーに見えない部分の想像を促す力があります。 様々な攻略本で筆者の想像した後乗せ設定が散見されますが、 有名なのがFC版攻略本『ウィザードリィのすべて』。 ベニー松山氏が面白い説を挙げておられました。 手元に現物がないので記憶を頼りに書きますが、 治療呪文が発達したことにより生命の自然淘汰が抑制された結果、 人型種族の寿命が次第に平均化されていった、という説です。 呪文で治療や蘇生が可能であれば、個体の減少自体が少なくなります。 せめて適当なところで老衰死を迎えてもらわないと、 地上がヒトで溢れてしまって神様なんかが困るわけです。 神様が自然の摂理という形で人型種族に取引を持ちかけたのでしょうな。 治癒の呪文を使うかわりに、太く短く生きよと。 Wizの世界を見てらっしゃるのがどこの神様かはわかりませんが。 松山氏は『ウィザードリィ小説アンソロジー』の「不死王」でもこの説を応用されてます。 エルフはもともと不死であるため、新たな個体の誕生が非常に稀だったのですが、 治療呪文の発達によって寿命が短くなるのと同時に、不死のエルフが誕生しなくなったとか。 のんびりと森で生きてきたエルフ達に突然ベビーブームがやってくる…とは考え難いですし、 個体の数から言って、いずれ新種である人間がエルフを淘汰することになるでしょう。 Wizはシステムも世界観もD&D直系ですので、 滅びの宿命はトールキン型エルフの宿命かもしれません。 その宿命から脱する為に寿命が短くなったのだとしたら、 それは自然の脅威に適応したのだとも言えます。 しかし、エルフはその長寿を頼りに長い時間をかけて成長していく種族ですから、 寿命が短くなっても、人間のように太く短くは生きられないのではないかと思います。 マラソンランナーがいきなりショートトラックに転向するのは難しいでしょう。 やはり、種としてのエルフは滅びに向かっているのでしょうかね。 ADWIZのDROW ELFがまだ不死であるところを見ると、 人間の街と交流をもったエルフだけ寿命が短くなるのかもしれません。 古き種族が次第に人間の世界と同化していく中、 森はいつまで古き世界を保つことができるでしょうか。 さて、エルフほどではないにせよ長寿であったはずのドワーフですが、 元ネタのトールキン小説ではドワーフのそういった面を見る事はできませんでした。 種族が滅ぶとかそういう話はエルフが全部独り占めしてましたし、 ある地方のドワーフは一族ごと全滅させられてましたので。 以上、割と納得のいく説ですので私のWiz感も概ねこれに倣います。 調子のいい逃げ文句ですが、想像の余地があるのがWizの良さですから。 |
以前友人たちとWIZネタリレー小説(一応シリアス)を書いていた頃の仲間内設定では、「エルフは彼らの故郷で暮らすぶんには不老不死だが、不純物が多く魔術的に不安定な人間の居住区域で過ごすと生命力が一般人並かそれ以下になってしまう」という設定でした。もちろん文献等の裏付けはないのでデタラメですが、仲間内ではそれなりの説得力をもって受け入れられていました。 |